画面レイアウトは、Blenderファイルに含まれて保存されます。 Blenderファイルとは、Blenderで作成した3DCGのファイルのことです。 そのため、Blenderファイルを開くと、Blenderファイルから読み込まれた画面レイアウトが適用されます。
一方、新規ファイルを作成した場合は、標準設定の画面レイアウトが適用されます。 『新規ファイルを作成した場合』とは、画面上部のプルダウンメニューの"File" -> "New"を実行した場合はもちろん、スタートメニューやデスクトップアイコンからBlenderを起動した場合も含みます。
そのような仕様になっているため、編集対象のBlenderファイルごとに画面レイアウトがバラバラになってしまう可能性があります。 そのような事態を避けるため、お気に入りの画面レイアウトを標準設定として保存しておくことをおすすめします。
画面上部のプルダウンメニューの"File" -> "Save Startup File"を実行すると、現在編集しているファイルが『スタートアップファイル』として保存されます。
『スタートアップファイル』とは、Blenderで新規ファイルを作成した際に読み込まれるファイルのことです。 つまり、ここで保存した画面レイアウトが新規ファイルを開いた時に適用される画面レイアウトになります。
インストール直後の初期設定に戻すには、画面上部のプルダウンメニューの"File" -> "Load Factory Settings"を実行し、続けて、"File" -> "Save Startup File"を実行します。
では、実際に画面レイアウトを変更してスタートアップファイルとして保存してみましょう。 手順は以下の通りです。
まず、Propertiesウィンドウが見やすくなるように幅を広げます。
上図のようにPropertiesウィンドウを広げます。
次に、3D Viewウィンドウを見やすくするため、左のツールシェルフを格納します。
上図のように3D Viewウィンドウのツールシェルフを格納します。
さらに、3D Viewウィンドウのプルダウンメニューを折りたたんでアイコン化します。 3D Viewウィンドウのプルダウンメニューの上でマウスの右ボタン()を押します。 メニューが表示されますので、"Header" -> "Collapse Menus"を実行します。
上図のように3D Viewウィンドウのプルダウンメニューを折りたたんでアイコン化します。
カスタマイズが完了したら、画面上部のプルダウンメニューの"File" -> "Save Startup File"を実行してスタートアップファイルとして保存します。