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厚みづけ

厚みづけの手順

エディットモードで、厚みをつける領域を選択し、キーボードのCTRL+Fを押します。 "Faces"というタイトルのメニューが表示されますので、"Solidify"を実行します。

実行すると、選択中の領域が押し出され処理が完了します。 他の加工ツールの多くが、実行中に厚みや幅をキーボードやマウスカーソルで調整することができますが、この加工ツールは実行した時点で処理が完了します。

厚みの調整は、実行後にツールシェルフのパネルから行います(具体的な調整手順は、この記事内の次の節で説明します)。

上図のように頂点選択モードでは、選択中の領域が押し出されて厚みづけされます。

上図のように辺選択モードでは、選択中の領域が押し出されて厚みづけされます。

上図のように面選択モードでは、選択中の領域が押し出されて厚みづけされます。

厚みづけの調整

ここでは、パネル上で数値を直接入力して厚みを調整する手順を説明します。 なお、以下の例で使用するメッシュは、立方体を細分化して一部の面を削除したメッシュです。

上図のように立方体を細分化して一部の面を削除したメッシュを使用します。

まず、3D Viewウィンドウ上でキーボードのTを押してツールシェルフを表示します。

上図のようにツールシェルフが表示されます。

次に、厚みづけする面を選択します。 面の選択は、頂点選択モードでも辺選択モードでも面選択モードでも構いませんが、ここでは頂点選択モードで選択するものとして説明します。

上図のように厚みづけする面を頂点選択モードで選択します。

続いて、厚みづけを実行します。 キーボードのCTRL+Fを押します。 "Faces"というタイトルのメニューが表示されますので、"Solidify"を実行します。

上図のように選択中の面が押し出されます(初期設定では厚みがほとんどないためわかりにくです)。 また、ツールシェルフの下部にSolidifyパネルが表示されています。

Solidifyパネルの各項目で、厚みづけの調整を行うことができます。 thicknessが厚みの指定です。

では、厚みを調整しましょう。 Solidifyパネルのthicknessを -0.2 に設定します。

上図のように厚みが調整されます。

押し出しとの違い

厚みづけは、すでに説明した『押し出し』に似た機能です。 押し出しには、面ごとに押し出す"Individual押し出し"と、領域ごとに押し出す"Region押し出し"がありますが、"Individual押し出し"に非常に似ています。

押し出しと異なる点は、文字通り『厚みがある』ことです。

ここでは押し出しとの違いを見てみましょう。 なお、前の節で使用したメッシュを例に説明します。

上図のように前の節で使用したメッシュを使用します。

押し出す面を選択します。 面の選択は、頂点選択モードでも辺選択モードでも面選択モードでも構いませんが、ここでは頂点選択モードで選択するものとして説明します。

上図のように押し出す面を頂点選択モードで選択します。

続いて、押し出しを開始します。 キーボードのALT+Eを押します。 "Extrude"というタイトルのメニューが表示されますので、"Individual Faces"を実行します。

上図のように押し出しが開始されます。

押し出し量が調整可能な状態になりますので、ここでキーボードから押し出し量を入力します。 キーボードから 0.2 と入力し、マウスの左ボタン()を押して確定します(キーボードのEnterキーでも確定できます)。

上図のように押し出されます。

見にくいので、選択を解除しましょう。 また、視点を近づけます。

上図のように視点をメッシュに寄せます。

『厚みづけ』との違いは明らかで、押し出された元の面が存在していません。 つまり、プレス機でプレスされたようになっており、厚さはありません。