トップ > 基礎知識 > 3DCG制作の流れ >
6. レンダリング

  

ステップ 6 レンダリングで画像を生成

物体を配置し、光源となるランプ、そして視点となるカメラの配置も完了すれば、次はいよいよレンダリングです。

レンダリングの詳細

レンダリングとは、座標や質感を与えられた物体を計算によって画像化することです。 ランプを光源、カメラを視点として陰影の計算を行い、マテリアルやテクスチャで物体の表面の質感・模様を計算します。

  
レンダリングはコンピュータに非常に高い負荷がかかる作業で、レンダリング中のコンピュータは他の作業には使えません(動作が遅すぎて使う気がしません)。 静止画であれば1度のレンダリングを行うだけですが、アニメーションの場合は1コマで1回のレンダリングを行うため多くの時間を費やすことになります。
6. レンダリング
6. レンダリング

上図はレンダリングしたオニヤンマの画像(つまり完成した作品)です。

余談ですが、このオニヤンマの制作期間は約10日です。 3DCGを始めて4日目から作り始めた作品で、Blenderの勉強をしつつ制作したため10日も費やしましたが、慣れている人なら半日もかからないのではないかと思います。

実際のレンダリング時の流れ

レンダリングの結果、望んでいた通りの画像が得られればレンダリングは1度で終わります。 しかし、実際の作業ではそんなに簡単にはいきません。

そのため、実際の作業では最初に簡易的なレンダリングを行います。 その結果を見ながら各種調整を行い、満足する結果が得られるまで簡易的なレンダリングを繰り返します。 簡易的なレンダリングで狙い通りの結果が得られたら、最終的なレンダリングを行います。

  1. 簡易レンダリング
  2. 満足できれば(7.)へ進む
  3. カメラの配置と設定の見直し
  4. 光源の配置と設定の見直し
  5. マテリアルとテクスチャの設定の見直し
  6. (1.)へ戻る
  7. 最終的なレンダリング
  
  

まとめ

3DCG制作に関する用語と意味は以下の通りです。

名称 説明
レンダリング 座標や質感を与えられた物体を計算によって画像化すること
 
メニュー