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頂点数での面選択

  

指定した頂点数の面を選択

エディットモードで、条件に一致する頂点数の面を選択する機能が『頂点数での面選択』です。 頂点数での面選択で、条件に一致する頂点数の面を全て選択することができます

頂点選択モード △ 利用可(見にくいため実用的でない)
辺選択モード △ 利用可(見にくいため実用的でない)
面選択モード ○ 利用可

頂点数での面選択の手順

以下の例で使用するメッシュは、四角形の面と五角形の面が混在しています。

1. 四角形と五角形が混在するメッシュ
1. 四角形と五角形が混在するメッシュ

上図のように頂点が5つの面、つまり五角形が存在します

まず、3D Viewウィンドウ上でキーボードのTを押してツールシェルフを表示します

2. ツールシェルフを表示する画像を拡大する
2. ツールシェルフを表示する

上図のようにツールシェルフが表示されます。

次に、選択結果を確認しやすいように面選択モードに切り替えます。

3. 面選択への切り替え
3. 面選択への切り替え

上図のように面選択モードに切り替えます。

続いて、頂点数での面選択を開始します。 エディットモードで、3D Viewウィンドウのプルダウンメニューの"Select" -> "Select Faces by Sides"を実行します。

4. 頂点数での面選択の開始
4. 頂点数での面選択の開始

上図のように実行します。

5. 四角形の面を選択
5. 四角形の面を選択

上図のように3D Viewウィンドウで四角形の面が選択されます。 また、ツールシェルフの下部にSelect Faces by Sidesパネルが表示されています

Select Faces by Sidesパネルの各項目で、選択条件を指定します。 Number of Verticesが選択する頂点数の指定です。 Typeは比較方法で、Equal Toなら『完全一致』、Not Equal Toなら『不一致』、Greater Thanなら『より大きい』、Less Thanなら『より小さい』ものが一致します。

現在、4とEqual Toが指定されているため四角形の面のみが選択されています。

ではここで頂点選択モードに切り替えてみましょう。

6. 頂点選択モードでの表示
6. 頂点選択モードでの表示

上図のように頂点選択モードでは、全ての面が選択状態になります。 これは、今回の例のメッシュでは、全ての四角形の頂点を選択すると、メッシュ全体の頂点が選択されてしまうためです。

このように、頂点選択モードや辺選択モードでは条件に一致しない面まで選択されることがあります

では、説明を続けます。 さらに、五角形の面を選択しましょう。

面選択モードに戻し、Select Faces by SidesパネルのNumber of Verticesを 5 に設定します。

7. 五角形の面を選択
7. 五角形の面を選択

上図のように五角形の面が選択されます。

  

Select Faces by Sidesパネルの項目について

Select Faces by Sidesパネルの未説明の項目について解説します。 それぞれの項目の意味は以下の通りです。

Extend

もとから選択されていた部位を選択状態のままにするかどうかを指定します。

この項目がオンの場合は、もとから選択されていた部位は選択状態のままで、条件に一致する面が新たに追加選択されます。

  

まとめ

エディットモードで、3D Viewウィンドウのプルダウンメニューの"Select" -> "Select Faces by Sides"を実行することで、条件に一致する頂点数の面を全て選択することができます。

操作/コマンド 説明
(3D Viewウィンドウのプルダウンメニュー)
"Select" -> "Select Faces by Sides"
条件に一致する頂点数の面を全て選択する
(条件はツールシェルフのSelect Faces by Sidesパネルで指定する)
 
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